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一番星

ルアンパバーンから6時間ほど南下、
「バンビエン」という町に来ている。

ラオスの中でもここに長期滞在する旅人は多い。

凄くのどかで、懐かしい。
全然違う景色だけど、田舎の祖母の家を思い出すような。
ふわふわとした、柔らかい時間が流れる所だ。

10キロ圏内にいくつもの洞窟が点在するので、それを廻るツアーや、
山の間を縫うように流れるソン川を、浮き輪に乗って4~5時間ただただ流される。
といったアクティビティが人気だが、その他にはこれと言った見所は無い。

でも何故か長居してしまう。
僕自身も予想外の長居。

どうやら「何もしないでダラダラする事」
それが、ここで一番正式かつポピュラーな過ごし方らしい。

そんな感じで、少々のんびりし過ぎてしまった。
気が付けば、僕のラオスビザは明日で切れてしまいます。

・・・・・・あかん!!

このままではオーバーステイの刑に処される。
明日は一気にタイに戻らなくては。

でも、のんびりし過ぎてしまった原因の一つとして、
ここの景色が美し過ぎたことが挙げられる。

清々しく豪快な朝焼け。
幾重にも重なり合い様々な表情を見せる山々。

特に夕方から夜にかけて、
徐々にそのグラデーションを濃くしていく空は、
僕の心に一生残ってくれるだろう。

赤紫の、昼と夜の中間色に一番星が輝くように、
僕の曖昧な心に明確な光は見つかるだろうか・・・。

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2009の明け

「明けまして、本当におめでとうございます。
 今年もこの豚野郎を、どうぞ見捨てないでください(牛)」


デッド島から3日間、北上を続け、12月29日。
ラオス北部の古都「ルアンパバーン」に到着した。

ここ「ルアンパバーン」は1995年に世界遺産に登録された町である。
市内には80もの古い寺院が立ち並び、どことなく厳かな雰囲気が在る。

そもそも僕がラオスに入ったのは、この世界遺産の町で年を越すためだ。

夜7時に到着したのだが、どの宿も満室で、
バックパックを背負ったまま2時間以上歩き回り、
15軒目にしてようやく、空き部屋に滑り込むことができた。

みんな考えることは一緒なのかと、
さすがに焦り、出遅れたことを反省したが、
何とか寝袋は使わずに済んだ。

その夜は久々のホットシャワーを浴び、
即効で眠りに落ちた。

翌、早朝から市内を散策。
マジで最高に素敵な所だ。

まだ朝靄が立ち込める中、オレンジ色の装束をまとった僧侶達が托鉢を行う。
凛とした空気の中、ヒタヒタと裸足の足音が静かに通り過ぎる。

町の中は綺麗で、少し路地に入ると驚きに溢れている。
人々は本当に親切で、控えめな優しさに日々感動させられる。

そして、土産物が半端無くかわいい。しかも安い。
出来る事なら全部買い占めたい。

「ルアンパバーン」絵本みたいなこの町が、僕は大好きだ。


12月31日の夜は屋台で焼き鳥とビールを買い、
メコンの川辺に座り込んで、その時を待った。

近くのレストランで欧米人がカウントダウンを始める。
・・・3・・・2・・・1

僕の時計より1分遅れで、日本時間より2時間遅れの2009年が、
満天の星空の下で始まった。

しばらくボーっとしていたが、
冷えて来たので近くの寺院に参拝して、宿に戻ることにした。

今年はどんな年になるのだろうか。
想像もつかない未来に、たくさんの期待と不安を抱えたまま。

いつもよりも、ゆっくりと歩いた。

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キャンドル

プノンペンからローカルバスとボートを乗り継ぎ、
2日間かけて国境を超え「ラオス」に入った。

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・・・12月25日。
メコン川に浮かぶ「デッド島」に到着。

この島には何も無い。
何も無いから、皆ここに来るのだろう。

タイムスリップしたみたいな不思議な場所だ。
車はおろか、僕の宿には電気すら通っていない。

メコン川がゆっくりと流れ、水牛が草を食む。
子供達が川辺から手を振り、豚が幸せそうに眠っている。

ハンモックに揺られながら、ただそれを眺める。

たまに音楽を聴き、たまに本を読む。
そしてたまにビールを呑む。

時間を贅沢に使って、旅の疲れが溶け出していく。

日が暮れて来たのでロウソクに火を灯した。
気持ちのいい夜風が、ほってった体を冷ましてくれる。

機械音の一切しない、とても静かなクリスマスに、
キャンドルの小さな火がセンチメンタルに揺れていた。

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