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ガンジス河で平泳ぎ

アーグラーから夜行列車で15時間。
ヒンドゥー教最大の聖地「バナーラス」

ヒマラヤを源流とするガンガーに沿って84ものガートが連なる。
「ガンジス河でバタフライ」で長澤まさみが泳いだのもここだ。

人、犬、猫、鳥、牛、種は問わず。
生と死の「匂い」のような物を非常に色濃く感じる。


火葬場に座っている。
目の前でいくつもの遺体が燃やされていく。

ヒンドゥーの信仰によると、
「ガンガーの水で沐浴すれば、全ての罪は清められ、ここで死に、
遺灰がガンガーに流されれば、輪廻からの解脱を得る。」

熱心な教徒にとっては、これ即ち最大の喜びである。
したがって火葬場に、死の暗さや悲しみは、あまり感じられない。
むしろ、静かな始まりのような。開けた空気が漂う。

とても静かな。

インド人に嘘つきが多いのは確かだ。度々出会う。
しかし、「生きる事」と「死ぬ事」
このシンプルな2つの核に関しては、ずば抜けて素直で正直。
そんな気がする。

包み隠さず生きる事をさらし、包み隠さず死ぬ事をさらす。
だから色んな人間がいて、その中には当然嘘つきもいる。

そんな人間臭さがジワジワと浸透して、僕はいつの間にか、
この国が好きになってしまったんだろう。


インド人に混じってガンガーで沐浴する。

この時期、朝はまだ結構冷え込む。
それでも毎朝、日の出とともに沐浴に来る人は多い。

ぬるっとした川底。 意外に暖かい水温。
差し込む真新しい日差し。
祈る人。 洗濯する人。 泣く子供。
吠える犬。 歩く牛。 飛ぶ鳥。

その全てを愛おしく思う。 暖かい。

久しぶりだった。
こんなに落ち着いた気持ちになったのは。
自分の中にまだ少しだけ残っていたものが、
久々に目を覚ましたような。
とても清々しい気持ちだった。

とても綺麗とは呼べない河の中で、そんな事を思うのは、
やはりこの河が、母なるガンガーだからなのだろうか。

ガンガーとガート
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風呂と洗濯
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ガンガーと朝日
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ガンガーと俺
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写真中央下の肩から上が俺
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